壁について 

HOME  |  特集 | 壁について  

壁について

下地材

下地材として広く用いられる石膏ボードは、プラスターボードとも呼ばれ、石膏をしん材とし両面を石膏ボード用原紙で被覆成型した建築用内装材料で、防火性、遮音性、寸法安定性、工事の容易性等の特徴をもち、経済性にも優れていることから「なくてはならない建材」として建築物の壁、天井などに広く用いられています。

種類と特徴

​壁紙

ビニルクロス

 

もっとも普及しているのが、このビニルクロスです。その普及率は9割以上ともいわれます。
ポリ塩化ビニルを主原料としたものが多く、それにプリントや発泡、エンボス加工を施すことで様々なデザインや柄を作ることが可能です。クロスでも調湿性を持たせたものもあります。 なお、ポリ塩化ビニルの成形をしやすくするための可塑剤変色やカビを防止する安定剤などが添加されており、これらの物質の体の影響を心配される方が塗り壁や紙壁紙を選択されるようです。

無機質壁紙(じゅらく調、漆喰調)

 

最近増えてきているのが、この無機質壁紙です。
この壁紙ですが、簡単にいうと、じゅらくや漆喰などの仕上げを 不燃性の紙の上に施し、手軽に塗り壁の雰囲気を味わえるというものです。
本物と並べて比較すると見劣りするのですが、実際に無機質材料を下地の上に吹き付けているので、触った場合のざらざら感などしっかりと表現されています。

 

その他に再生パルプなどを原料にした紙の表面に印刷や型押しをして柄を付け、裏打ち紙を貼り付けた紙壁紙、セルロースを再生した繊維や麻、絹などを編みこんだ織物や編物などの布に紙を裏打ちし製品化した

布クロス(織物壁紙)があります。

壁紙の特徴

 

・施工がしやすいため、施工費を抑えられる

・汚れがついても拭き取ることができるので、メンテナンス性が良い
・商品の種類が豊富で、選択肢が広い
・難燃処理された主品を選ぶことで、防火性を上げることが可能
・合成製品なので、素材感を楽しむことは難しい
・年数が経過すると剥がれなどが生じやすい
・部分的な補修が困難
・化学物質を含有するので、アレルギー体質の方は注意が必要

塗り壁 (土壁)

 

一般的に、塗り壁の種類は、仕上げ(上塗り)に何を塗るかによって区別されます。たとえば、土を塗って仕上げたものが「土壁」、漆喰(しっくい)を塗れば「漆喰壁」。ちなみに、「じゅらく壁」「大津壁」などは、いずれも土壁の種類を指す呼称です。塗り壁特有の味わい深い表情と、健やかな室内環境をつくる素材。天然の土や砂などが原料として使われている伝統的素材です。
下塗り、中塗り、上塗りと何層にも塗って仕上げた壁のことで、上塗りに用いられる土の種類が、そのまま壁の個性に。 「土壁」の呼称は、左官仕上げの壁を指す総称として用いられることもあります。「京壁」とも呼ばれ、数寄屋建築や茶室に好んで用いられます。

塗り壁(土壁)の特徴

 

・化学製品などを含まないものは、シックハウスなどの影響も

 小さくできる
・水蒸気を吸放湿する性質があり、湿度を安定させることができる
・塗り替え時期がクロスなどと比べると少なくて済む
・不燃性の材料のため防火性を上げることができる
・施工に手間がかかり、乾燥の工程も必要なため工期がかかる
・上記理由からコストも上がる
・擦れに弱く、補修が困難
・現代の塗り壁は石こうボード上に作られた下地の上に、左官材を塗る

 ことで作られることが多い

シラス壁

 

シラス壁の主原料は、南九州・中霧島地区で採取される火山噴出物(シラス)。100%自然素材で塗厚も5ミリあり健康的な室内環境を実現する優れた素材です。

シラス壁の特徴

 

・消臭効果がある ペットやタバコなどの嫌な匂いを消臭する
・調湿効果がある 光熱費を節減できる、結露を抑制する
・空気清浄化作用がある マイナスイオンを発生する
・塗り壁ならではの素材感がある
・コストが壁紙より高い
・擦れに弱く補修が困難

珪藻土(けいそうど) 

 

珪藻土は七輪にも使われる土で、植物性プランクトンが湖沼に堆積したものが原料です。壁材に使用する場合は珪藻土に糊を混ぜて練り込むので、自然素材にこだわるなら糊の材料に何を使っているか確認することが必要です。

珪藻土の特徴

 

・調湿効果がある 湿度が一定に保たれる
・七輪に使われるほど耐火性が高い
・消臭効果がある
・塗り壁ならではの素材感がある
・掃除がしにくい
・擦れに弱く補修が困難
   ※塗厚が1~2ミリのため性能はシラス壁より劣る

木質系壁

 

木質系の製品としての壁材は、天然木化粧合板(突板タイプ)や化粧シートタイプなどがあります。天然木化粧合板は、合板やMDF(中質繊維板)などの基材に木材の薄い板を張り付けたもの。化粧シートタイプは、樹脂やオレフィン、紙などのシートに、木目や石目、抽象的な柄などを印刷し、基材に張り合わせたものです。木質系の壁材は、ひとつの面に用いて部屋のアクセントとしたり、腰壁として取り入れえるケースが多くみられます。

タイル壁

 

現在でもキッチンやトイレまわりにタイルを選択される方も多く家の内装材の中ではよく使われてきた材料です。
また、最近では、エコカラットに代表されるような調湿性などの機能を持たせたタイルもあり、 デザイン性だけでなく、機能性でタイルを選ばれる方も増えています。タイルには、原料や焼く時の温度の違いによって陶器質タイルやせっ器質タイル、磁器質タイルなどに分けられます。
それぞれ吸水性が異なるため、使う部屋の用途に応じて使い分けるといいでしょう。

タイル壁の特徴

 

・メンテナンスが容易で長期間使うことができる
・種類が豊富
・陶器のため火に強い
・施工や材料に費用がかかる

比較的安価な壁材

 

主にクロ-ゼットなどに使用します。
ハイクリンボード
有害物質ホルムアルデヒドを吸収分解する性能を持つ石膏ボードです。
化粧石膏ボード
表面を化粧加工した石膏ボードです。

内壁材の選び方のポイント

 

内壁材は、デザイン性はもちろん、空間の使い方や暮らし方に適したものを選ぶことが基本です。たとえば、リビングやベッドルームには温かみのある風合いの素材を、幼い子供の部屋には汚れが落としやすいものを。トイレや洗面室であれば、清潔感のある耐水性のあるものがいいでしょう。取り入れる空間に必要な性能や機能の持つ素材かどうか、確認した上で選ぶことが大切です。