屋根について 

HOME  |  特集 | 屋根について  

屋根について

屋根の役割

雨や雪、紫外線、熱や冷気などの気温といった自然環境によるダメージを回避し生活と建物を守るために重要な役割を持つものです

屋根の勾配

勾配って・・・?勾配とは屋根を仕上げる時の角度のことをいい屋根の傾斜の度合いを示すものです。この勾配には傾斜角度によってそれぞれメリット、デメリットがあります。

水平方向水平距離10寸に対しての高さで求めます。

​各勾配の特徴

急勾配(6寸以上の勾配を指します)

 

特徴は角度がある分雨漏りしにくい点です。ただし、傾斜が急な分だけコスト面が懸念されます​。

 

急勾配のメリット

 ・雨漏りのリスクが減る (雨が屋根に留まる時間が短いため)
 ・屋根裏が広くなる   (収納スペースの確保及び断熱効果への期待)

 


急勾配のデメリット

 ・コストがかかる (屋根面積が広く施工費がかかる/工事の際に足場が必要となる)
 ・耐風性が劣る  (角度がきつい分、台風や突風の影響を受けやすい)    

緩勾配(3寸勾配以下を指します)

 

雨水が溜まりやすいなどのマイナス面が目立つ反面、落雪防止などの観点から雪国などでは

多く採用されています。

緩勾配のメリット
 ・風の影響を受けにくい(傾斜がなだらかな分、風の影響が少ない)
 ・コストが抑えられる(屋根面積が狭くなる/足場が必須ではない/人件費を抑えられる。)

緩勾配のデメリット

 ・雨漏りのリスクが高まる    (雨が屋根に留まりやすく、雨漏りの危険性が高まる)
 ・使用できる屋根材が限定される (金属系の瓦棒やガルバリウム鋼板に限られることが多い)

並勾配(3寸~5寸程度の勾配を指します)

 

水はけ・デザイン性・コスト面など、あらゆる側面で及第点を満たしているため、多くの家庭で取り入れられているスタンダードな勾配です。突出したデメリットがないのも特徴です。

並勾配のメリット
 ・雨漏りしにくい (リスクは低いと考えられる)
 ・足場が必ずしも必須ではない (そのためコストを削減することが可能)
 ・ほとんどの屋根材に適している (将来の屋根材変更にも対応しやすい)

屋根の形状

切妻

 

 

現在、日本で最も多い屋根の形です。三角屋根と聞いたら、すぐに頭に浮かんでくる形が切妻屋根です。和風、洋風のどちらの住宅にもマッチします。


・構造が単純なので安価、同様の理由で雨漏りもしにくい
・屋根面が東西向きの場合、太陽光パネルの発電効率が悪い

寄棟

 

 

4方向から屋根面を寄せて支えあっているので、耐風性は一番強いと言われています。切妻屋根と並んで人気があり、和風、洋風のどちらの住宅にもマッチします。

・台風時などに一番強いと言われ、耐久性が高い
・棟部分が少し複雑なため、雨漏りの可能性が高まる

入母屋

 

 

昔から日本にある伝統的な形です。圧倒的に瓦作りの屋根が多く和風住宅にはピッタリです。

・屋根面の通気性や断熱性が高い
・4面から構成されているので台風性も高い
・重厚感がある
・修理をする際は、取り合い部分が多く高い技術が必要で

 その費用が高くなる

片流れ

 

近年、人気上昇中の形です。特に敷地の狭い住宅で積極的に採用されています。シャープな屋根頂上が特徴的で洋風住宅によく似合います。

・構造が単純なので安価、同様の理由で雨漏りもしにくい
・2階の屋根裏に広いスペ-スが確保しやすい
・面で受ける雨量が多いので大きな雨樋が必須

招き屋根 指掛け屋根

 

差しかけ屋根 (さしかけやね)ともいいます。2面の屋根が段違いになっているのが特徴的です。現在、最適な屋根の形と言われています。

・2階の屋根裏にスペースが確保できる
・屋根が段違いで支えあっているので、切妻屋根より台風性は高い
・施工費用も比較的安い
・雨仕舞をしっかりしないと雨漏りの発生リスクが高くなる

屋根の素材

粘土瓦(和瓦、洋瓦)

 

粘土を成形し高温で焼いて作る、昔ながらの瓦。釉薬(うわぐすり)を用いて色付けしたのが「陶器瓦」、いぶして光沢を出したのが「いぶし瓦」。漆喰部分の補修はあるが基本的にはノーメンテナンス。

長所
 ・耐久性が良い
 ・断熱性が良い
 ・防音性が良い

 

短所
 ・初期コストが高い
 ・重たいので地震に対して不利 

セメント瓦

 

セメントと砂を主原料に、加圧成形して乾燥させた瓦。セメントの量によってコンクリート瓦と言われる製品も。塗装製品のため、経年変化で色あせる。15~20年ごとに塗装。

長所
 ・粘土瓦よりコストが安い

 ・色や形が豊富
 ・塗装の耐久性が高い製品


短所
 ・比較的重いので地震に対して不利
 ・物が当たると割れやすい
 ・塗装が痛むと本体部分も劣化が進む

化粧スレート(カラーベスト)


厚さ5ミリ前後の薄く、フラットな屋根材。セメントを基材として各種繊維を混ぜ、強化している。すべて工場塗装で以前に比べて塗装の持ちが良くなっている。10~15年ごとに塗装。

長所
 ・初期コストが安い
 ・形状がフラットなので将来の重ね葺きに適している


短所
 ・風や地震の影響で割れ易い
 ・定期的なメンテナンスが必要

ガルバニウム鋼板

 

鉄板の表面にアルミと亜鉛で溶融メッキ加工をしたもので、耐久性があり錆びにくい。その他、ステンレスの屋根材もある。(塗膜、赤錆15年保証

長所
 ・軽いので地震に対して有利
 ・耐食性に優れている
 ・比較的安価

 

短所
 ・断熱性が劣る
 ・防音性が劣る

その土地の気候風土はもちろん、性能、メンテナンス面を考慮しながら選びましょう。いくら低価格でも維持管理のコストが高くなってしまうようでは大変です。コストは屋根の形や勾配などによっても差が出てきます。外観のイメージにあうデザインや色、形状の屋根材を費用とのバランスを見ながら選ぶようにしましょう。